政府の電気代補助金が7月請求分から開始されると話題になっていますね。
補助金は一般家庭(低圧)で3.5円/kWhとの話も出ておりますが、どのくらい安くなるのでしょうか?
一般家庭で4人世帯の場合、電気の月間平均使用量は436kWhと言われています。
3.5円の補助金になると436kWh✕3.5円で月額1,526円の補助を受ける事ができることになりますね。
では、電気代が安くする方法はあるのでしょうか?
電気代を節約すると聞くと我慢してエアコンを節約したり、新しい機器に買い替えたり費用がかかる場合もあります。
最近では電力会社の乗り換えでクレジットカードのポイントなどで全体の費用を下げることも方法の一つですね。
電力会社の乗り換えは注意点もあります。
乗り換えを行って選ぶプランによっては電気代が上がってしまったということはよくあることなんですよ。
電気料金の仕組みを知ってしまえば電気料金が上がるという最悪の自体は避けることもできます。
【こんな質問に答えます】
- 電気料金を抑える方法はあるの?
- 電気の乗り換えは本当に節約につながる?
【この記事でわかること】
- 電気代の節約方法
- 電気料金の仕組み
- 電気料金プランの選び方
【電気の節約】電力会社の乗り換えは電気料金の仕組みを理解しよう!
電気料金のプランを選ぶ場合は利用する電気使用量と基本料金の2つで選びましょう。
- 選ぶ目安はあまり電気を使わない場合は基本料金が安いプラン。
- 使用料が多い場合は基本料金が高くても従量料金が安いプラン。
を選ぶようにしましょう。
電気の料金プランは一般的に基本料金が高めに設定されている場合、使用した電力にかかる従量料金は低め、基本料金が安く設定されている場合は従量料金が消費電力が多くなると高めになるように設定されています。
電気料金は電気の使用料に関係なく料金が発生する基本料金と利用した分にかかる従量料金の2つが大きく影響します。
電気料金は
- 基本料金
- 従量料金
- 再生可能エネルギー賦課金
- 燃料調整費
これに政府からの支援金がある場合は政府支援金(激減緩和処置)が追加されるんですよ。
政府の電気補助金は使用した電気電力量に比例して金額が安くなります。
簡単に説明すると使用した電力に応じて割引されるということです。
政府補助金は3.5円/kWhで調整と言われておりますが、電気を300kWh利用した場合に300kWh✕3.5円=1,050円の割引になる。
ということです。
季節によっても消費電力は異なりますが、夏場はエアコンや冷蔵庫などを使用も増えるため1日の消費電力は13.4kWh程度に上ります。
気温が高くなる夏は冷蔵庫内に暖かい空気が入りやすくなるため、ほかの季節と比べて電気使用量が高くなるので注意が必要ですよ。
【豆知識】
あなたは電気を使いすぎ?平均と比較してみよう!
平均よりも利用している場合は無駄な電力がどこにあるのかを考えて見ましょう。世帯人数別の平均電気使用量は
戸建て住宅の平均値は
- 1人世帯で月平均219kWh
- 2人世帯で331kWh
- 3人世帯で386kWh
- 4人世帯で436kWh
マンションなど集合住宅の平均は、
- 1人世帯で月平均186kWh
- 2人世帯で272kWh
- 3人世帯で313kWh
- 4人世帯で316kWh
電気代の節約方法!ポイントは温度差です。
電気代の節約ポイントは外気との気温差に気をつけましょう。
気温差に気をつける理由は
- 気温差でエアコンの消費電力が変わる。
- 冷蔵庫の室内も開閉時に温度が上がる。
というのが理由です。
その他にもお風呂を沸かす時も温度差は影響しますよ。
夏よりも冬のが電気代が高いのは温度差が理由にもあるんです。
無駄な電力を無くしたり最新の電気機器は消費電力も抑えられているため節電効果も高くなりますが最新のものを揃えることは難しいのではないでしょうか。
気温差は誰でも気をつけるだけで電力を抑えることも可能です。
冬は外気のが冷たいため換気を行ってから暖房をつけるのは控えましょう。
電気料金プラン乗り換え時の比較ポイント!電気料金の仕組みを紹介
電気料金の仕組みを理解すると電力会社の乗り換えなど比較するポイントがわかります。
電気料金の仕組みは
- 基本料金(電力会社によって決定)
- 従量料金(電力会社によって決定)
- 燃料調整費(電力会社によって決定)
- 再生可能エネルギー賦課金(政府によって決定)
この4つが基本となっていますが、再生可能エネルギー賦課金は政府によって決められているので電力会社による差はありません。
基本料金と従量料金はホームページで調べることもできますが、一括乗り換え比較などで調べてもらうのも方法ですよ。
この場合でもすべてを信用してしまうよりはあなた自身で比較することができると間違いは少なくなりますね。
燃料調整費はプラスかマイナスかだけ見ておけば問題はありませんよ。
燃料調整費は電気を発電するために利用する天然ガスや原油、石炭などの原材料が円安などの為替や物価変動で高くなったり安くなったりする場合に発生する費用です。
ウクライナ戦争で燃料が高騰したときに大きく費用が変わったのも燃料調整費ですね。
再生可能エネルギー賦課金って何?
再生可能エネルギー賦課金は風力や太陽光など再生可能エネルギーの普及のために毎年5月分から翌年4月分まで国によって負担金が決められます。
2023年は1.4円でしたが今年2024年は3.49円になっています。
電気料金が大幅に値上げされたというのはこの再生可能エネルギー賦課金の値上げが大きく影響しているんですよ。
再生可能エネルギー賦課金は、
①[再エネ買取費用(円) ー ②回避可能費用(円) + 事務費]÷ 販売電力量(kWh)
で決められるんです。
①再エネ買取金額は太陽光発電など他社や個人から電力会社などが買い取る価格です。
②回避可能費用は再生可能エネルギーを購入した場合に発電を取りやめる事で節約できる金額と考えるとイメージが伝わりやすいのではないでしょうか。
少し前にウクライナ戦争で燃料費が高騰したときは電気を発電する費用が高騰しました。
電気を発電する費用が高騰するということは回避可能費用(節約できる費用)も大きく上昇ということです。その結果、再生可能エネルギー賦課金は大きく下がったんですよ。
今年は再生可能エネルギー賦課金が上昇したということは、それだけ原材料は安定しているということですね。
まとめ
電気の料金プランを変更する場合は、
- 基本料金(電力会社によって決定)
- 従量料金(電力会社によって決定)
- 燃料調整費(電力会社によって決定)
の3つを比較してみましょう。
基本料金は契約電力などで価格が決まり電気を使用しなくてもかかる費用です。
従量料金は使用した消費電力にかかる金額です。
基本料金が安く設定されている場合は使用した電力の従量料金が高く設定されていることも多いので注意が必要ですよ。
電気料金の節約では、無駄な電力をなくすことと温度差に気をつけましょう。
気温差に気をつける理由は
- 気温差でエアコンの消費電力が変わる。
- 冷蔵庫の室内も開閉時に温度が上がる。
世帯別の平均使用量を上回っている場合は大きな節約のチャンスですよ。